素人料理百珍 番外編 『今年は足腰を鍛えるのダー!』の巻き 
2017/01/05 Thu. 10:46 [edit]

気まぐれに踏み込んだ山道は途中から修験道の様相を呈する。
腰が引け、臀部の筋肉もゆるんだが、覚悟を決め、一歩一歩のぼり続けた。
目はうつろ、膝はガクガク、、、夢うつつのポンコツが見たのはあまりにも神々しい菩薩さまであった。
とは言え、初対面ではないのだ。このお山の麓に小学2年生まで住んでいたボクにとっては庭のよーなもの。夏休みなど、昆虫採集の大義名分のもと、虫取り網、虫かご、注射器、2色の液体を携帯してかけずり回っていた。齢を重ね、こうも足腰が弱まっているとはトホホの限りである。
しかしながら、一般人にとってはかなりデンジャラスなハイキングコースであるというのも事実だ。
滑落防止の柵などはわずかだし、どれが道なのか理解不能地点多数、道しるべも解りづらい(結局は繋がってるけどね)。乾燥つづきの晴天が苔や落ち葉で足を滑らせるのを食い止めたのが唯一の幸運である。
このようなデンジャラスはお隣の古都鎌倉あたりのハイキングコースでもしばしばみられる。
”鎌倉大仏ハイキングコース”など、いかにものんびり小径を散策できそうだが、小径が古道であることをわすれてはいけない。馬も通えない(当然、攻め込まれないため)険しい箇所が数多く残っている。
いずれにしても、革靴を履いて手荷物など片手に踏み込んではイケナイのである。
そしてこれを機に常日頃の運動不足解消とともに足腰の鍛錬に励むのだ!と一年の計をたてたのであーる。
鷹取山ハイキングコース。
三浦半島の付け根、逗子から横須賀にまたがる鷹取山(たかとりやま)は標高139メートル。
※ちゃんと、滑らない、それなりの靴、で両手が使える状態で臨みましょう!

頂上付近は切り出された巨大な岩壁が、、、無数の穴はハーケン(岩登り用)が打ち込まれた痕。
JR東逗子駅側のコース入口を利用すれば頂上までおよそ一時間。
山頂広場からは八景島シーパラダイスを中心に横浜港を一望、その先数分で
そそり立つ岩壁に彫り込まれた高さ八メートルの弥勒菩薩、”鷹取磨崖仏”(たかとりまがいぶつ)を拝むことができる。

不思議な空間を通り抜けて、、、

下山して、最寄りの追浜駅から京急電車で逗子海岸へ、、、

久しぶりの逗子の海は穏やかで心地良い、、、
お正月。実家に寄ったついでに懐かしのカントリーロードをあるいてみようと思い立ったのが事の発端である。
公表されていないが、”鷹取山”が、かなりのパワースポットであることはまず、マチガイない。
と思う、、、
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