雲片は中華丼? 
2015/04/30 Thu. 05:31 [edit]

ナポリにナポリタンは無いし、中国に中華丼はナイと言う。
とは言え、スパゲティ・ポモドーロは見ためも味もナポリタンに通じるし、
中国の精進料理、雲片(うんべん)は中華丼に酷似している。私見ではあるけれど。
雲片とは
野菜の切れ端などは捨てずに集めて胡麻油で炒め、調味して、くずなどでトロミをつける。
いわゆる始末料理にも通じる理念から生まれたもの。
賄い料理を経て、具材を立派なものに転化し、商品化されたものが中華丼なのではないだろうか。
根底が中国料理であるのだから中華丼を名のっても違和感はない。
中華料理が大好きなボクは勿論、中華丼が大好きである。
材料
くず野菜

写真の乾燥させた大根やニンジンの皮に加え、、、
里芋や菊芋の皮を油で揚げたもの
キャベツの芯を刻んだもの
三つ葉
昆布だし(顆粒)
醤油
みりん
酒
胡麻油
片栗粉
材料は適当に切り刻み、中華鍋などで胡麻油でよく炒める。
水を加え、一煮立ちさせ、昆布だし、醤油、みりん、酒で味つけし、水溶き片栗粉でトロミをつける。
出来立てをゴハンにかけて、完成!
始末のレシピ、雲片♪

美味!!!!!
野菜の濃厚なダシが出ていてコクのある仕上がり。
歯ごたえもあるので精進料理にありがちな上品さとは真逆の印象。
勿論、肉や魚介系をくわえても可!
きっとナポリタンもケチャップしか使えないものの、
”ポモドーロpomodoro”(シンプルなトマトソースベースのパスタ)を再現しようとしたものなのでは?
中華丼、ナポリタン、、、
どちらもちゃんと本国の料理を踏襲して生まれた料理なのだと解釈したい。
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始末のレシピ♪大根とにんじんの皮の海苔巻き!の巻き。 
2015/04/16 Thu. 09:20 [edit]

やがて湿気の多い季節になると写真のように台所に干しておくというわけにはいかないから多少の工夫は必要だが
基本、風通しのよいところなら干し野菜ができる。
おひさまのチカラを借りてもよい。


素性の確かな野菜なら皮を捨ててはもったいない。
良いダシにもなるし食べて美味しいのは無論。大根やにんじんの皮などは醤油とみりんで煮るとまるでかんぴょうのようになるからのり巻きの具にしてもグー(good)!


厚めに切った皮、ピーラーで削いだ皮、、、いろいろだ。それぞれ食感が違うところも美味しい。

干した大根とにんじんの皮は流水でさっと洗って、
だし1、醤油1、みりん1、砂糖1、酒1、(調味料の割合)プラス、具材がひたひたになるぐらいの水を
加え、一煮立ちさせた煮汁の中で煮る。
すこし歯ごたえが残るぐらいで止めた方が美味しい。
そのまま煮汁ごと冷まして完成。
そのまま食べるときは適当に切り分けるがのり巻きなどにはそのままでOK!

手前の茶色が大根の皮
右上のみどりはノビルを刻んだもの
左はにんじんの皮
酢飯にも良く合って素朴で美味!
結構いくらでも食べられてしまうううう!
※ノビルはこの時期そこここに生えている野草。

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美味しいノビル♪
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