うまいっタラありゃしない♪ 
2014/12/10 Wed. 10:48 [edit]

知らなかったよお♪、、
タラがこんなに美味しいとは♪、、、
タラとは魚の鱈。
ポルトガルではバカリャウと言う。
日本で寄せ鍋や湯豆腐などさっぱり系の料理で味わう事が多いが
その国によって調理法は様々だ。
今日紹介のレシピはポルトガル風。
南欧では定番のオリーブオイル、ニンニク、トマトで調味。
単独の一皿ならジャガイモを使うところだがもう少し軽めな食感のカリフラワーを合わせてみたらピッタリ!
試作なので量が少なかったこともあるがみんな口を揃えて
『これじゃ、タラないよ〜』だって。
スペイン料理にアヒージョという料理がある。
エビのアヒージョはすでにお馴染みのレシピとなりつつあるが、初めて食べたときの感動はとても言葉には置き換えられないものだった。
オリーブオイルとニンニクで加熱したときの魚介類の旨味さは、魚っ喰いの日本人が味わった事の無い、いわば未知との遭遇であった。
この手法はエビやタコに限らずほぼ全ての食材にも有効と思われるが、まず身近なタラを味わってもらいたい。
先日タラのコロッケを紹介したが、ミンチにしないコチラのレシピはダイレクトに”タラのアヒージョ”的な美味さが味わえ、トマトを加えることでパスタによく絡み、食感の優しいカリフラワーの淡白な味わいが絶品に近い仕上がりになった。
イタリアンで味わう、スパゲッティ・ペスカトーレを五目ソバとするならコチラは鶏ソバ?
へんな例えだがようするに色々なダシが混合された複雑な旨味と単独だがストレートな素材の味を堪能する事の違いを言いたいわけだ。
ホントにタラは美味い魚だと改めて認識した。
特にどこ産のとかフレッシュな素材で作ったわけではない。冷凍輸入ものだ。
オリーブオイルとニンニクが偉大なのだろう。
フライパンにオリーブオイルを多めに引く
スライスしたニンニクをいれて弱火にかけ、じっくり火を通す。
良い香りが立って来たらぶつ切りのタラを入れ火を強めて炒め焼きする。
タラの身に火が通ったら湯むきトマトのざく切りを加え煮込む
カリフラワーを加え一煮立ちさせたら塩コショーで味を調える
アルデンテに茹でたパスタを絡め、仕上げにオリーブオイルを少々。
パセリ(生)とバジル(乾燥)をふって完成!

美味すぎる!!!!!1!!!!!!!!!
category: パスタ
ちくわナポリタン!ポイントは下茹で♪ 
2014/04/12 Sat. 07:56 [edit]

ちくわ好き、ナポリタン好きなら当然こうゆうことになる。
もちろん節約レシピ、、、つまりハムやソーセージの代用として使用するわけではない。
それでは、ちくわの沽券(こけん)にかかわってしまう。
あくまでも、ちくわ専用のレシピとして公開するのである。
材料(1人分として)
スパゲティ(90gぐらい)、、、ナポリタンには太めが合うがお好みで。
ちくわ中2本
玉ねぎ、ピーマン適量
ハインツのケチャップ適量
白ワイン大さじ3
醤油少々
粉チーズ
豆板醤
ちくわは厚みを3ミリ程の斜め切りにする。仕上がりは5ミリ程になるので丁度よい
麺を茹でている鍋でちくわを下茹でする。
そうすることで、ちくわの余分な塩味をぬぐい、他の具材となじみやすくなる。
これが第一のポイントである。

こんな味噌漉し器みたいなもので麺を茹でている鍋に20秒ほど浸し、下茹でしておく
そして麺はアルデンテでなく、きっちりの時間で茹でる。
少しノビてるぐらいのほうがナポリタンとしての風格があるからだ。
フライパンにサラダ油をひき、玉ねぎを炒め、しんなりしてきたら、ケチャップを加え、焦げないようによく炒める。
よく炒めることでケチャップのカドがとれる。
ちくわを加えて白ワインを注ぎ、アルコール分を飛ばすように炒め煮にする。
すぐに水分が無くなってしまうようなら水を足す。
ここでちくわからいい旨味を出させる。
なぜ白ワインか?それはちくわがサカナだからである、、、、
あとは、茹で上った麺を加え、ピーマンも加え、
ざっざっっと炒めながら、ケチャップを足したり醤油を隠し味にしたりしながらナポリタンとして仕上げる。

粉チーズと豆板醤をそえていただく! 美味!
category: パスタ
のびるパスタ! 
2014/03/27 Thu. 12:14 [edit]

のびる。
野蒜と書く。
エシャロットに味も姿も似ているが球根がまん丸い。
春が近づくと河原や公園、いたるところから、しゃわしゃわと猫のヒゲのようにのびはじめる。
子供の頃からコレが好きでサッとゆがいて、味噌をつけて食べたり、醤油漬けにしたり、、
この時期ならではの野の美味。
今日はちょっと凝ってパスタにした。
フレンチにタプナードというペースト状のソースがある。
オリーブ、オリーブオイルとアンチョビその他ニンニクやケッパー等をFPなどでペーストにし、パンや魚料理などに添えたりする。
オリーブ&オリーブオイルとアンチョビというところだけいただいて、のびる、くるみ、パプリカを加えて
タプナード風をつくり、パスタにあえた。
材料
パスタ一人前80gとして
オリーブオイル大さじ1
グリーン種無しオリーブ5個
アンチョビ4匹?(4片)
野蒜2〜3本
クルミ2かけ
パプリカ中4分の1
※のびるの変わりにエシャロットでも全く同じレシピでつくれる。

のびるはきれいに洗い、塩を加えた沸騰したお湯で5秒ゆでる(透明になりかけるイメージ)
すぐに水にとり軽く絞って細かく刻む。
パプリカも同様に一瞬、お湯にくぐらせると甘味もでるし、全体と馴染みやすい。
5ミリ角のみじんにしておく。
写真手前の四角皿はオリーブとアンチョビを包丁でたたいたもの。これをベースにして
適当にくだいたクルミとその他の材料を混ぜ合わせ、パスタに絡める。
塩気が足りないときは自然塩でおぎなう。完成!

ニンニクとも違うのびるの香りがなんとも言えず、春♪
コッテリしたオリーブやクルミと、対照的な味の、のびるの相乗効果で、見た目より刺激的なパスタという印象。
美味しい春の味♪
ちなみにこのノビルは3年前河原からとってきた株を自分の畑に植え込み、増やしたもの。
毎年、増え続けている。もちろん手間なし♪
category: パスタ
タコを買ったはいいけれど、、、 
2014/03/25 Tue. 07:51 [edit]

数えきれないほど美味しいレシピの持ち主”たこ”
たこめし、たこ焼き、タコサラダ、からあげ、酢の物、タコキムチ、、
日本人はおおむねタコ好きである。
ところが対照的にデビルフィッシュと呼び、およそ食材とは無縁の扱いをする人々の国もある。
だが、タコを食べる食文化は寿司の普及に伴い、世界中に広まりつつあるようだ。
さて、どうやって料理しようか、、、
日本や韓国のように、元々タコを好んでたべる南欧のレシピも候補にあげると決断がさらに困難になる。
誰か決めて下さーい!!と叫んでも返事があるわけでナシ、、、、
考えあぐねて空腹が限界に達したので、簡単でおなかにたまるパスタに決めた、、、
シンプルな材料がタコの旨味をきわだたせる。
和のたこめしとはまた違った味わいだが、”たこ感”は優劣つけがたい。
パスタ(やや細めがオススメ)
ゆでたこ
トマト缶
玉ねぎ
にんじん(少量)
オリーブオイル
塩
コショウ
スライスした玉ねぎと人参をオリーブオイルで炒め、透き通ってきたら、缶のトマトを入れ、強火でグツグツ煮込む。
ドロっとした感じになってきたら塩、コショウで味を調え、適当に切り分けたタコを投入、中火におとす。
ザッと混ぜ合わせ2分後、茹で上ったスパゲティの水気をよくきり、ソースによく絡め、
最後にオリーブオイルをひとたらしして完成!
ポイント。タコは堅くなるので最後に加え、煮込みすぎないこと。
それでも充分、タコの旨味が全体に広がる。

丘の魚介類、、、
子どもの頃住んでいた三浦半島では森にカニがいっぱいいた。
カブトムシを求めて山の麓に足を踏みいれる。
抜き足、差し足、、、相手に気づかれまいと息をひそめるが、足下でガサガサッと音がして何者かが逃げてゆく。
カニだ、、、
気がつくとそこここにカニがいる。
木登りをする器用なカニもいる。もちろん、横ばいでのぼったり降りたりする。
名前は赤手ガニ(あかてがに)。
大きなハサミが真っ赤で、体はどちらかというと黒みどり色。
ほとんどの人が絵本で見たことがあるであろう<さるカニ合戦>のカニだ。
猿がカニをいじめるというシチュエーションに疑問を感じた人も多いだろうが、
森に住むカニ、ということであれば猿とのいざこざも合点がいくというもの。
しかし、実際に森の中でカニに囲まれるとブキミである。
カニ以外に丘にあがる魚介ということで、、
動画の存在もないためレジェンドであることはいなめなーいのだが、
タコも丘に上がって来るらしい。
同じく三浦半島での伝説ではあるのだが、嵐の夜に、海から上がってきて畑のイモや
木にのぼり柿の実を喰ったりしているのが目撃されている。
日本の各地で似たような伝説があるらしく、愛知の方には<蛸畑>という地名も残っている。
由来の説明は必要あるまい。
category: パスタ
禁断のトリッパ! 
2014/02/19 Wed. 07:52 [edit]

お店でオイシイ料理をたべると必ずウチでも再現せずにはいられない。
仏教で言うところの”業(ごう)”だ。(ワカラナイケド、、)
というわけで今回はトリッパ(ハチノス)に挑戦した。
ウシの何番目かの胃らしい。
すなわち内臓系ということだがボクの食べた”トマト煮込み”はクセもなく、やわらかく、まったく美味♪
初体験にしてトリコとなった。
早速、スーパーで購入し、茹ではじめるととんでもない臭気が、、、
いわゆる禁断の食材だったのか!、、、、
もちろんナマではなく下処理済みのぶつ切り、初心者アイテムを選んできたのだがそのハードルの高さに
目も鼻もクラクラしてきた。
だが、仏教で言うところの”業”だからそんなことぐらいで諦めるわけにはゆかない。
いろいろ調べてみると鮮度や個体差によっても違うが元々、にほひもキツク、堅い。
ようするに何遍も茹でこぼし、臭みを抜いていくほかないらしい。
同時にやわらかくなってくるということだ。
”業”のためにはしかたがない。
茹でこぼし作戦5回目、、、
なんとなく嫌なにほひも気にならなくなってきた。
いや、鼻がバカになったのかもしれない、、
疑心暗鬼をふっしょくするために
さらに、もう3回茹でこぼす、、、
”業”にあきてきたボクはひとつ、つまんでみた、、、
『充分イケルジャン♪』※結構おいしいの意味
ザルにあげて流水でもみ洗いし、
水気をよく切ってからニンニクと一緒にオリーブ油で炒め、
トマト缶を加え、ワインをドボドボ、、、
と言いたいところだが、もったいないので、赤白ともに大さじ1づつふりかけ、グツグツ煮込む。
途中、水を足しながら小一時間、塩こしょうで味をととのえ、
ゆでたフジッリ(くねくねしたマカロニ)にからめて、フィニッシュにオリーブ油をたらす。完成!
レストランの味には遠く及ばないが、家庭で食べる分には充分なおいしさ!

好みでチーズをかける!
脂身ではないため基本的にはあっさり系のトマトのパスタ。
トリッパの不思議な弾力のある歯ごたえが楽しいコクをプラスしている♪
category: パスタ